雛壇から一言

ポケモンが好き

【ポケマスEX】今から始める「ひるみ学」【初級編】

どっへんあいあ

どうも、がやです。

今回はポケマスEXにおける「ひるみ」の強さをお伝えしたく、あれやこれやと書き連ねてみました。ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

 

注意

結構な頻度で略語を使います。ご承知おきください。

なぜ「ひるみ」に特化?

ポケモンというゲームにおいて「ひるみ」は、相手の行動を阻止する強力な効果を持ちます。
ポケモンSVだったらパオジアンのつららおとしが猛威を振るったり、ポケモンUSUMなどのメガシンカ環境ではメタグロスvs非メガのリザードン対面、「メタグロスメガシンカをしてアイアンヘッドリザードンをひるませ、XとYのどちらにメガシンカしたのかを確認してから裏に引くのが安定行動」と冗談で言われたこともありました。
ただし本編の感覚だと、ひるみは確かに強いけど相手より先に動かないと意味がないし、麻痺バグでも混乱自傷でも動きを止める意味では一緒だし、素早さを下げるだとか今後も動かない可能性があるだとかそういった「そのターン以降の恩恵」が見出しづらいのではないかと思います。

ポケマスEXは、違うんですよ。ひるみを有効活用すると、麻痺や混乱とは全然異なる強さを発揮することができます。そのぐらいこのゲームでは有用で強力なんです。
でもおそらく多くのポケマスユーザーは「ひるみ」の本当の強さを実感できていないんじゃないかなとも感じています。ですから、こういった形ではありますが紹介したいと思った次第です。

ちなみにさっそくタイトル詐欺もいいところですが、今回の【初級編】では「ひるみ」「こおり」「ねむり」の3種が同様の効果を持ちます。次回【上級編】にて説明予定の項目で「ひるみ」を付与する方法が起こす特異性を紹介しますので、しばしお待ちください。

Q.ひるみと麻痺バグって同じじゃないの?

ポケマスEXにおいて、入力したポケモンの技を上手くいかせない方法は様々です。ひるみを始め、麻痺バグ、混乱自傷、こおり、ねむり、技外し…。
これらは「ポケモンの技が不発」という意味で一見同じに見えますが、実は2つに分けられます。

①入力した技が上手くいかない麻痺バグ、混乱自傷、技外し
②「P技の入力そのものを強制的に無かったことにさせる」ひるみ、こおり、ねむり

まあこれだけではピンと来ないと思います。具体的な行動を考えてみましょう。
こちらはあと3回動けばB技を撃って相手を倒せる(B技カウントが残り3)。相手はあと2回動けばB技を撃ってこちらを倒せる(B技カウントが残り2)。という状況を想定します。
ポケマスの動きの基本はこちらが3行動、相手が1行動の繰り返しですので、相手が先に行動しても次の行動までにこちらが3体全員動くことができれば、相手の2行動目からB技にかけての動きの間にこちらがB技を撃って勝つことができます。
ではポケマスEX対戦画面右にある行動順表示を模してみたので、左と右でどちらが相手の行動として嫌か見比べてみてください。f:id:hinadan21:20241124152515j:image

左はこちら3体全員が麻痺を入れられるため、誰かが麻痺バグを起こすかもしれません。右はひるみの追加効果を持つ全体攻撃技のいわなだれを選択されているので、誰かがひるんでしまうかもしれません。
さてここで大事になってくるのが、B技カウントの仕様です。実はB技カウントは例え技が上手くいかなかったとしても、「技の失敗」という1行動としてちゃんと判定してくれます。左の場合は相手のでんじは後のこちら3行動が確約されているため、例え全員が麻痺バグを起こしても相手の2行動目の直後にB技を放つことが可能です。
対して右ですが、こちらは本当に嫌です。ひるみは「P技の入力そのものを強制的に無かったことにさせる」ので、ひるんだバディーズのP技入力は一旦消失します。ひるんでいてもT技は入力できるんですが、大抵の場合ひるんだバディーズの技を入力しなおす前に相手が次の技を選択しています。と、いうことは。上記の例えだと1体でもひるんでしまうと、こちらがB技カウントを0にできるのはどう足掻いても相手のB技カウントが0になった後となります。つまり先にB技を撃たれて負けます。f:id:hinadan21:20241124152545j:image
(ちなみに「妨害状態解除」などのスキルを持っていると、ひるみの演出は入りますがP技選択は消失せず、その後ひるみ状態が解除されて普通にP技を放てます。安心。)

さて、このように、ポケマスEXにおけるひるみの強さとは行動の阻害だけではないんです。「相手のB技カウントを回させない」ことです。
これを知っているプレイヤーは主にスコアアタック(今だと覇者)でひるみを上手く使います。相手のつよさを上げまくると全体攻撃のB技は耐久の無いアタッカーを簡単に消し炭にする威力を誇るので、なるべく相手のB技前にこちらがたくさんB技を撃てるルートを考えているんです。
それでは以下では、ひるみを有効活用する動き方を「ひるみ学」と称して説明していきます。

ひるみの基本は3番目行動

私も未だに徹底できていないんですが、理屈として知っておいてほしいのが「ひるみ付与は3番目行動」です。これも具体的な行動を以下に示して説明します。

ひるみを付与する技を1行動目に撃った場合どうなるかと言いますと、以下の様になります。f:id:hinadan21:20241124154536j:image
これではひるみの強さを押し付けられません。
では次の様に、ひるみを付与する技を3行動目に撃った場合はどうなるかと言いますと、f:id:hinadan21:20241124154602j:image
このようになります。相手の1行動目が始まるまでに、こちらが5行動できているのが分かるでしょうか?ひるみ付与の順番を変えるだけで、2行動分こちらが得をしています。例えばこれに加えて、誰か1バディーズが「初登場時BC加速1」のスキルを持っていたり、B技カウントを1減らすT技を使ったりすれば、相手の2行動目が終わるまでにこちらがB技カウントを0にできるんです。

この動きは言うなれば疑似的なBC加速です。ひるみ等を使用せずにこの速さでB技を撃とうとする場合、本来であればBC加速が3必要となります。その分ポテンシャルやボードでBC加速関連のものを取得するコストがありますし、火力や耐久など、何かしらを犠牲にしているはずです。

対してひるみを活用する場合はBC加速が1あれば事足りるため、例えばポテンシャルに「急所時威力上昇2」や「急所無効」を付けたり、ボードパワーを別のパネルに割いたりといった余裕が生まれるのです。

もう一つ、私が考える疑似的BC加速の強さを紹介します。それは、BC加速と違ってちゃんと行動しているということです。B技に必要な9行動のうち加速を1つに抑えることで、2行動得をしています。この2行動を使って、例えばB技火力アップ条件となるデバフを相手に追加したり、T技でこちらの耐久を上げたりといった行動ができるのが明確な強さだと感じます。

さて、もう一度言いますが、ひるみ付与は3番目行動です。覚えておきましょう。

まとめ

覇者に慣れている人などは、この疑似的BC加速を攻略チャートに組み込んで対戦しています。ですが皆さん、私の説明にどこか違和感を持ちませんでしたか?

>>ひるみって確率ですよね!?<<

はい、その通りです。確定でひるみを付与できるバディーズなんて片手で数えられる程度*1しかいません。基本は高くても60%です。
加えてひるみ、こおり、ねむりというのはP技入力しかキャンセルしません。T技は入力された段階で阻止不可能です。
ではどのように疑似的BC加速を使いながら対戦をしているのか?

>>リセマラです。<<

相手がひるまなかったらリセットですし、そもそもT技を入力されたらリセットです。夢のような話をしておいて急に現実的になったというか泥臭くなったというか、そんな感じがしますが、まあこういう努力も上位勢はしているということですね。

ちなみに初心者の方は、まずねむり嵌めを練習してみるのが良いかもしれません。ねむりは解除されるタイミングを見極めるのが難しいという欠点はありますが、とくにセレナ&マフォクシーは異常命中上昇1のポテンシャル*2があれば確定で全体にねむりを付与することが可能です。「さいみんじゅつ」と相手のねむり解除のタイミングが合えば、相手B技をかなり先延ばしにしながらステージを攻略することができますよ。チャンピオンバトルで無理やり3000pt攻略ができるかもしれません。

さて、今回は「ひるみ学」の初級編ということで*3、ひるみの何が強いのかということを紹介してきました。次回はいよいよ上級編です。この記事の最初の方で少し触れた、ひるみ付与の方法が起こす特異性を説明できればと思います。

それでは今回はこの辺で。皆さんも、より良いポケマスライフをノシ

*1:2進数なら31まで数えられるという意見は無視します

*2:ばりばりPクッキーを使うと習得できます

*3:ほんまに初級か?